MRTナースバンクに登録

看護師の専門学校を卒業して、正看護師として総合病院の外科に勤務していました。
働き出して8年目に結婚して、実家から離れたところにマンションに住むようになりました。
主人が通いやすいことを選択したのでその時はそんなものだと思っていました。
ただ看護師としての勤務は続けていたので、交代勤務もあり、又夜中の呼び出し等もあり仕事を続けるのが少しきつくなってきたのが、一昨年のことでした。
それでもマンションから1時間以内で通える病院かクリニックに通えたらなあと思うようになりました。
色々と迷ったのですが、正看護師として働いてた総合病院の看護師の中にMRTを利用して派遣看護師として来ている人たちがいたのを思い出したのでした。
大きな病院の場合、看護師もいろんな形の雇用形態があり、病院が直接契約している看護師、外部機関からの派遣の形の看護師等色々です。
たまたまなのかもしれませんが、MRTナースバンク経由の人たちはそれなりの人物ばかりで、外科の現場で使える人たちばかりでした。
それで、自分が転職するにあたって、頼りにするのはMRTにしようと思い登録しました。
希望を聞いてくれる
雇用形態が派遣先の社員とは違うので、戸惑うことも多く最初はどうしたらいいのかということが多かったです。
私の次の転職先は地元の医師会の医局でした。
所謂、一般健診業務が多く、検診車に乗って地元の各地を回り、地元の人たちの健康診断とか各種の検診行為を行うものです。
一つのチ-ムを組んでずっと、一緒に地区を回る仕事です。
MRTナースバンクに登録した際には、希望する勤務内容、具体的には、業種、時間、休み、時給等について登録し、その条件で適合するところを探してくれます。
自分で探すのは大変ですし、雇ってもらうのにあまりわがままなことは言えないので、MRTナースバンクの存在は大変大きかったです。
ただあとでだんだんわかってきましたが、私にとっての良い条件の所は他の人にも良い条件になるので、きっちりと条件を言うことは大切だと思いました。
日本人の美徳で、働ければよい位の情報発信しかしなかったら、外れが回ってきます。
私が勤務することになった医師会以外に一般的なクリニック(内科、皮膚科、婦人科など)や美容クリニック、企業向けの予防接種担当とか、コロナ対策のイベント救護などをされてる方もいます。
ただ仕事が切れることが多いので、最初にMRTに詳細な希望、具体的には譲れない希望、譲れる希望を明確にしておくことが大切になります。
私は、以前交代勤務が重なると体調崩した経験があるので、それは一番最初に伝えました。
MRTナースバンクは、基本ネット上で、大体のことが完了しますが、大切だなあと思うことは、直接担当の人に伝えることが大切です。
完全転職の場合、職場を紹介してもらって、それでつながりは切れてしまいますが、派遣看護師の場合、その後も連絡を取り合うことができるので、心強いという思いがしていました。
看護師になったばかりの若い女性ではありませんが、10年以上も総合病院で働いいてきた経験があっても、新しい職場は不安が付きまといます。
特に人間関係が構築されるまでは、何かとストレスがたまることがあるので、駆け込み寺があると本当に助かります。
私は新しい医師会の事務局付きの看護師として、1年たった時に、妊娠することになりました。
やっと仕事を覚えて、チームとして動き出した時だったので、その旨を切り出すタイミングを逸して困っていました。
1人抜けると、その補充をしなければならないので、早めに行動を起こす必要がありました。
私が少し浮かぬ顔をしているのに気が付いたMRTナースバンクのスタッフがついてくれました。
結局、勤務先にその旨を伝えて、私の代役を段取りしてくれて私は産休に入ることが出来ました。
その後、1年後に職場復帰もすることが出来ています。